ここでは、普段 自覚できていて 意思を司っている表面意識(考えたり思ったり行動したりの部分)と、
普段 自覚できていない無意識についての事を書いています。
今 この記事を見られていて、潜在意識って?
という方は、是非、ご一読される事をオススメ致します。
そして、知る→わかる まで理解を深め、
良い方向に活かせる様に落とし込んでいく事で、
まるで人生ガラッと好転の方にシフトし出していく事と思います。
もちろん今日の明日にオセロがひっくり返るかの様に
そんな魔法みたいにはいきませんが、
転換点やきっかけとなり、そこから
見方や考え方、視点が、180℃ 変わる事もある
と言っても過言ではありません。
意識について
よく、顕在意識と潜在意識について、
氷山の一角の絵や写真で表現されたりもしていて、
見た事ある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでもイメージしやすい様に、
絵を使って視覚化してみました。
私たちの意識は、
・顕在(表面)意識
・潜在意識
・原始の意識
この3つの領域に分かれています。
そして、人間の無意識の深層には、集合的無意識という
スイスの精神科医で心理学者の “カール・グスタフ・ユング” が、
提唱した概念があります。
個人の経験を超えた先天的な領域で、
人類一般に普遍的で、普遍的無意識とも呼ばれています。
ここでは、無意識というテーマの概要として記載しましたが、
この中でも、「潜在意識」の事を中心に採り上げていきたいと思います。
それでは、先程の上記の3つの領域をみていきます。
3つの領域
①
まず第1の領域は原始の意識で、
命の危機に直面した時、戦う・逃げるといった
人間の本能や衝動を起こす部分です。
これには太古の昔、我々の祖先から備わる
“生存確率を上げる” リスク回避の本能が、
深い所で存在しています。
もしそんなものが無ければ、
道なき道を行くにも、何かにチャレンジするにも、
不安や恐怖を感じたり心配したり、とはならず、
危険を冒してまで安全を脅かすことに、
何の抵抗も無いのかもしれません。
身を守る・安全を確保する・お金や物を失わない
あらゆる事において自分を守る為に
必要であり役立つものであり、
そのセンサーがあるから生きられている。
そう思うと非常に大切な機能であると言えますよね。
しかし、マイナスリスクがある事に対して、
回避や除外、という苦痛を避けたいがゆえに
反射的にブレーキがかかり、やりたい事や
夢を描いても抑制したり阻んでしまう。
という様に、余計な方に作用するものでもありますね。
なので、これはもう生きているだけで
不安が潜在的にあるのですね。
また私達は皆、生まれながらにして、
食べる・飲む・泣く・笑う など
意思表示や生きるために必要な行為を、
できていたり できる様になったりするのも、
この本能の領域です。
②
次に第2の領域は、生まれた時から成長過程
人生を通して形成される 潜在意識 と呼ばれる
普段、通常では自覚できない無意識の部分です。
主に0~13歳の間の出来事や体験による影響で
できた記憶・認識が、後に将来の行動パターンを
決めていく事になります。
13歳位の時に、この潜在意識の部分を、
膜で覆うように区切ってしまいます。
その境界はクリティカルファクターと呼ばれ、
俗にエゴと呼ばれています。
なぜ覆ってしまうのか?それは、
自分自身を守る為でもあるとされています。
小さい頃は、大人になってからと違い、
物事に対処する術や選択肢が多くありません。
なので、何か強い不安や恐怖心を伴う場面を体験すると、
またその苦痛を感じなくて済むように、
似た様な出来事が起きた時、
過剰に反応したり、避けたり、
フタをしたり、トラウマと化したり、
こうしてネガティブな認識が
やがて信念となっていきます。
この何を信じて信念としているのか?
これによってまるで物事の選択が180℃変わってきます。
無意識の奥深くに、否定的なものがあれば、
否定的なフィルターを通して物事を捉えます。
何か、事を始めようとしたり起こそうとして、
いくら Goサインを出しても、チャレンジしようとしても、
奥底で不安や恐れや否定があると、
脳は一致させる為にそれに応じた情報を集めます。
そしてその証拠探しをするかの様に、
自ら否定を確認する様な思考や決断、言動や行動をするのです。
“そう、無意識の深い所に何があるのか?”
“その深い所から何を発しているのか?”
自らが発したものが周波数となって響き、
それに共振共鳴したものが目の前に現れる。
シンプルに言うと、
「発したものが目の前の現実となる」
「発したものが返ってくる」
という事になります。
今までに、似た様なパターンの繰り返しは
ありませんでしょうか?
嫌な人から逃げたり、嫌な事から逃げても、
人を変え場所を変え、
結局やっている事は同じ事にぶつかっていて、
その真っ只中はわからなくても、
実は根本に共通のものがあり、
それは自分の中の、否定や苦手意識であって、
そこに気づかない限りは、
いつまでも他者や外側を変えようとして、
同じパターンをやってしまいます。
見方を変えると、気づくチャンス、手放すチャンス
という事でもありますね。
この様に、潜在意識が現実を創っている、と言っても過言ではありません。
③
第3の領域は、私達が普段自覚している表面意識
顕在意識と呼ばれる部分です。
理論・理屈・理性・行動・意志の力の部分で、
意識できたり思考したりする領域です。
顕在意識12% 潜在意識78% 原始の意識10%とも
顕在意識10%:90%潜在意識とも
5%:95%とも言われたりして、
いくつかの説があります。
私達は普段、色々なことを考えたりしていますが、
それは全体の意識の中でも、
使っているのはこの表層の部分なのですね。
この様な割合をみると、いくら表面的に、
強い意思があっても、
潜在意識の占める割合の方が圧倒的に多く、
表面では ⇨
深層では ⇦
となっていると、10のアクセルに
90のブレーキがかかっている様なもので、
表面ではやりたい
深層では恐い、無理だろう、できないと思う
と、ここが一致していないと、
思い通りにいきません。
潜在意識の特徴
- 体験と想像の区別がつかない
(例)
▫レモンをギューッと絞るイメージをすると、唾液が出たり酸っぱさを感じたりする
▫爪を立ててガラスをキーッと引っ掻くイメージをすると、ゾーッとしたりギーッとなる
▫高所から飛び降りる映像や高所での綱渡りを見るだけで、足がすくんだりキューッとなる
▫映画や衝撃映像のシーン、身体的障害や欠損の姿を見ると苦痛が伝わったりウーっとなる - 時間軸は「今」しかない
過去に経験した事をイメージしても、潜在意識は「今」経験している事としてリアルに認識する。 - 繰り返されるほど刻み込まれる
▫強い感情を伴った体験は、より深くに刻み込まれやすくなります
▫習慣
▫洗脳や刷り込み
▫何度も繰り返されると定着しやすい事を利用して、よくアファメーションが提唱されます。
ただ、奥深くで、不安や恐れや否定が強い状態で、
畳みかける様に上塗りしても表面をメッキしている様なもので、
逆に執着を助長してしまう事にもなりかねません。
濁った心ではなくクリアで無心になって落とし込む事です。
~したい ~ほしい ~なりたい
これらは欲求と同時に、
不足や欠如、ない自分、できていない自分、を
感じる事になり、また、自分自身で宣言している事にもなり、
逆に ナイ方 の現実を引き寄せてしまいます。
なので、
私は~になります ~手にします 私には~できます
という風な言い回しにした方が、
セルフイメージがそこに近づいていくので、
意識や情報がそのベクトルに向いていく様になってきます。
更には時と場合、自分の状態や在り方、変化に応じて、
~になりました ~手にしました ありがとうございます。
~できています こう成る事ができました
乗り越えてきてくれた自分ありがとう。
強力してくれた人や関わってくれた人、全てにありがとう。
と理想の未来や望む現実、そうなっている自分をイメージして、
想像の中でリアルにその嬉しさや喜びを感じ、
感情を先取りしてみて下さい。
そして、完了形・現在完了形で表現する事で、
気分が良くなり、波動が高まり、
次第に自分はこーゆー人、
それを手にしているのが相応しい、
そうなっているのが望みではなく自然な事、
と内面が変わってきます。
そうすると、段々思考パターンが変わり、
発想が変わりだし、直感や閃き、集める情報が変わってきて、
引き寄せられるものが変化し出してきます。
※(ですが執着し過ぎると力んでしまい これまたナイ方にいってしまっては逆効果ですのでご注意を) - 善悪の区別がない
私達は物事を「良い」「悪い」で捉えたりしますが、潜在意識にはその判別がありません。
記憶や感情が意味づけしてしまっているのです。
思考は現実化する
良い事を想像していても、悪い事を想像していても、
前を向いて目的・目標の方を目指しながらも、
実際フォーカスしてしまっているのは、
「不足・不満・ない方」「できていない方」
だとしても、
プラスやポジティブでも、
マイナスやネガティブでも、
どちらであっても、
「思っている事が現実のものとなる」
です。
なので、目の前の現実を変えたければ、
表層の意識や思考ではなく、
深い所の意識から変えていく事です。
よく潜在意識の書き換えと言われたりしていますが、
見聞きした事はありますでしょうか?
これには色々なアプローチがあります。
セラピー・ヒーリング・内観・自己対話・潜在意識チャネリング・回想・リストアップ など。
この意識のアップデートは、
物事の見方・考え方・捉え方がガラッと変わりますし、
価値観にも変化が出てきます。
ネガティブや問題事の解決を目的としますが、
それまでの阻害物の解消が成されれば成される分だけ、
×→〇 NG→OK になっていき、
偏ってみていた事も、
記憶・過去の体験・思い込み・思い癖
によって意味付けしてしまっていただけで、
ニュートラルにみれる様になってきます。
そうすると、思いが純粋に反映されやすくなり、
結果的に、願望の実現や自己実現がしやすくなります。
あと、本当に生きやすくなります。
ニュートラルになればなる程、
自己否定や制限、裁いたりジャッジが無くなっていくからですね。
如何でしょうか?
潜在意識 難しそうに思われるかもしれませんが、
シンプルです。でも奥が深いです。
今=過去によってできている
未来=今のマインド・行動・習慣によってできる
過去=信念・思考パターン これは則ち潜在意識ともみれます
という事は、潜在意識を変えていくと、
信念・思考パターンが変わり、
考えや発想、行動や習慣が変わり、
今(現実)が変わってきます。
そして未来が変わっていきます。
正に 『人生は思い通り』 なのです。
もし無意識に自己否定をやってしまっていたなと
気づかれているのでしたら、
こちらの記事も合わせてご覧になられてみて下さい。↓
私はこうして変わりました
今こうしてこのページを読まれているという事は、
何かの気づきのヒントになるかもしれません。
良い言葉を発し、良い思想と感情を、
感じている時間と量、の割合が増えれば、
その総量に応じて必ず良くなっていきます。
「いつも何に(どこに)フォーカスしているか」
「今 何に(どこに)フォーカスしているか」
潜在意識はそれを反映させてきます。
不満や不足や欠如の方
ではなく
望みの方や充足の方、安心や喜びの方に
意識のチャンネルを繋いでいきましょう。
「良い言葉 良い想像が 良い人生をつくります」
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